三角形の合同条件と面積の公式
三角形の面積を求める公式と言えば
などがあります。
これは、2辺と間の角から面積を求めるものです。
2辺と間の角が等しい三角形は全て合同なので、三角形の面積は一意に定まります。
ところで、三角形の合同条件には他に2つありました。
1つは、「3辺がそれぞれ等しい」。
これに対応する公式は何かと言うと、ヘロンの公式です。
ただし、
です。
では、次。「1辺と両端の角」に対応する公式は何でしょうか。
実は、これは高校数学の教科書には載っていません。
そこで、今日は自分で公式を作ってみました。
三角形ABCにおいて、BとCとaのみが分かっている状況を考えます。
このとき、正弦定理により
なので
となり、ここで
なので、これを代入して
したがって
加法定理を使うと
となります。
結構、扱いにくい公式ができあがりました。
扱いにくいから教科書には載っていないんですね、きっと。
でも、あとで調べてみたところ、Wikipediaには載っていました。