1960年 ニ次 数学2 [1]

放物線 C が下の条件 (1), (2) を満たしながら動くとき, C の頂点のえがく図形を求めよ。
(1) C は放物線 y=x^2 を平行移動して得られる。
(2) C は放物線 y=1-x^2 に接する。


C の頂点を (p,q) とおくと, (1) より C の方程式は y=(x-p)^2+q
(2) より, これが放物線 y=1-x^2 に接するから,
方程式 (x-p)^2+q=1-x^2 が重解をもつことが条件である.
整理すると 2x^2-2px+p^2+q-1=0
判別式を D とおくと D/4=p^2-2(p^2+q-1)=-p^2-2q+2=0
したがって, q=-\frac{1}{2}p^2+1
よって, C の頂点のえがく図形は, 放物線 q=-\frac{1}{2}p^2+1



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