1957年 一次 文科 [4]

次の□の中に適当な数を記入せよ。
a を任意の定数とするとき, 円
(x^2+y^2-25)+a(2x-y-10)=0
は 2 つの定点 ((13)□,(14)□), (5,(15)□) を通り, その中心はつねに直線 x+(16)□y=(17)□ の上にある。

連立方程式
\left\{\begin{array}{l}x^2+y^2-25=0 \\ 2x-y-10=0 \end{array}\right.
の解 x, y を座標としてもつ点 (x,y)a の値によらずつねに円 (x^2+y^2-25)+a(2x-y-10)=0 …(1)上にある.
連立方程式を解くと
x=3, y=-4 or x=5, y=0
よって, 円(1) は 2 つの定点 (3,-4), (5,0) を通る.
(1) を変形すると
(x+a)^2+\left(y-\frac{a}{2}\right)^2=\frac{5}{4}a^2+10a+25
ゆえに, 円の中心の座標は \left(-a,\frac{a}{2}\right)
したがって, 円の中心はつねに直線 y=-\frac{1}{2}x, つまり x+2y=0 の上にある.