1959年 一次 文科 [2]

次の□の中に下のイ ロ ハ ニのうち適当なものを記入せよ。
x二次方程式 x^2-px-1=0 の 2 つの実根のうち小さい方を \alpha とし, 大きい方を \beta とする。
p が正の範囲で増加するとき, \alpha は(5)□, \beta は(6)□。
また p が負の範囲で増加するとき, \alpha は(7)□, \beta は(8)□。
イ 正であって増加する
ロ 正であって減少する
ハ 負であって増加する
ニ 負であって減少する


二次方程式を解くと
\alpha=\frac{p-\sqrt{p^2+4}}{2}
\beta=\frac{p+\sqrt{p^2+4}}{2}


p=\sqrt{p^2}<\sqrt{p^2+4} より, p の符号によらず
\alpha<0, \beta>0


\alphap微分すると
\alpha'=1+\frac{p}{\sqrt{p^2+4}}=1\pm\sqrt{\frac{p^2}{p^2+4}}(p\geq0 のとき +, p<0 のとき -)
\frac{p^2}{p^2+4}<1 であるから \alpha'>0
よって, \alpha は単調増加.


\betap微分すると
\beta'=1-\frac{p}{\sqrt{p^2+4}}=1\pm\sqrt{\frac{p^2}{p^2+4}}(p\geq0 のとき -, p<0 のとき +)
\frac{p^2}{p^2+4}<1 であるから \beta'>0
よって, \beta は単調増加.


以上により
p が正の範囲で増加するときも, 負の範囲で増加するときも
\alpha は負であって増加し, \beta は正であって増加する.



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