1960年 ニ次 数学3 [1]

放物線 y=x^2+\frac{1}{4} の頂点と異なる 1 点における接線と法線(接点を通り, 接線に垂直な直線)が x 軸と交わる点をそれぞれ P, Q とするとき, 線分 PQ の長さの最小値を求めよ。


接点の座標を \left(t,t^2+\frac{1}{4}\right) とおく.
また, y'=2x.


接線の方程式は
y=2t(x-t)+t^2+\frac{1}{4}
y=2tx-t^2+\frac{1}{4}
P の x 座標は, y=0 とおいて
2tx-t^2+\frac{1}{4}=0
x=\frac{t}{2}-\frac{1}{8t}


法線の方程式は
y=-\frac{1}{2t}(x-t)+t^2+\frac{1}{4}
y=-\frac{1}{2t}x+t^2+\frac{3}{4}
Q の x 座標は, y=0 とおいて
-\frac{1}{2t}x+t^2+\frac{3}{4}=0
x=2t^3+\frac{3}{2}t


よって,
PQ=\left|\left(2t^3+\frac{3}{2}t\right)-\left(\frac{t}{2}-\frac{1}{8t}\right)\right|
=\left|2t^3+t+\frac{1}{8t}\right|…(1)


グラフは y 軸に関して対称であるから, t>0 として考えてよい.
f(t)=2t^3+t+\frac{1}{8t} とおく.
t>0 より, f(t)>0 であるから, PQ=f(t) である.
f'(t)=\frac{(4t^2+1)(12t^2-1)}{8t^2}
よって, 増減表(省略)により, [tex:0
進捗状況+3です。
この調子でがんばります.