恋のサインはカーブしてる
高校の数学2の教科書を読むと、色々なサインカーブについて書かれてあります。
今回は、もっと色々なサインカーブを紹介したいと思います。
まずはこちら。
これが普通のサインカーブ(正弦曲線です)。
では、マイナスをつける場所を先頭に変えてみると…
となり、上下が逆さまになりました。
でも、実はこれ、 のグラフと全く同一です。
のグラフが原点対称なのがその理由です。
次はこちら。
式を見れば分かる通り、縦に2倍になっています。
このように、縦幅を伸縮させるには、先頭に正の有理数をつければ良いのです。
横幅を伸縮させるには、次のようにします。
の中身は ですが、実は横幅が 1/4 になっています。
縦横に伸縮できるならば、並行移動はどうか。
二次関数のグラフの平行移動と同じ理屈で、これは普通のサインカーブを右に だけ移動したものになります。
上下移動は簡単です。
これは、普通のサインカーブを上に 3 だけ平行移動したものです。
ただ、自分が見た教科書には載っていませんでした。
これまでのを全て組み合わせてみましょう。
あんまり面白くないですね。
画面をスクロールしてそれぞれのグラフを見比べるのは大変なので、まとめてみました。
なかなか、壮観です。
さて、ここまでは、 の中身が高々一次関数でした。
でも、何次関数であっても良いわけです。
試しに三次関数にしてみると…。
あれまぁ。