数学基礎論講演会

少し前の話になりますが、先月31日に東京工業大学で催された「数学基礎論講演会」に参加してきました。
参加してきた、とは言っても、自分が発表したというのではなく、数学基礎論の研究者であられる田中一之先生の不完全性定理についての講演を聴講したのです。
田中一之先生については、著書の「数の体系と超準モデル」のほか「ゲーデルと20世紀の論理学(1〜4巻)」などの優れた入門書を通じて、失礼ながらお名前だけを存じていたのですが、実際にお目にかかり、その人柄に魅せられました。
講演の内容は非専門家向けという名目でしたが、かなり高度な話題も扱われており、私としては充分に楽しめました。


余談ですが、というかこちらの方が本題なのですが、今回の講演会で、インターネット上で数学基礎論を通じて知り合い、数学に関して数々の助言を頂いたかがみさんtri_iroさんにお会いすることができました。
個人情報は伏せますが、お二人とも、人間性、知性の両面において、とても尊敬できる方々でした。
それから、こちらは私が一方的にブログを拝読していた酒井さんにもお会いしました。
酒井さんもかがみさん、tri_iroさんと同様、人当たりの良い、知的な方でした。
数学基礎論に造詣の深い方々にこうしてお会いできる場が設けられたことについて、今回の講演会の開催に携われた全ての方々に感謝しております。


来年度は個人的な都合で私は地元の福島に戻ってしまうのですが、来年5月に企画されているという今回の続きとなる講演会には、また是非とも参加したいと思っています。