1957年 二次 幾何 [3]
円 と定点 がある。この円周上の動点 Q における接線上に点 P をとり, AP=2PQ ならしめるとき, 点 P の軌跡はいかなる図形であるか。また, とくに , の場合を図示せよ。
とおくと
また, OQ⊥PQ なので, 三平方の定理より
より なので
整理して
…(1)
よって, 点 P は円 (1) 上にある.
逆に, 点 P が円 (1) 上にあるとき, 上記の議論を逆にたどることにより, 円 上の点 Q をとることができる.
以上により, 点 P の軌跡は中心 , 半径 の円である.
, のときは
中心 , 半径 の円であり, 次のようになる.
この問題も, 図をかけば(思い描けば) OQ⊥PQ であることはすぐに分かるのですが, そこに気付かないと次のようになります.
, とおくと
ここで, 点 P は円 上の点 Q における接線なので
よって,
以下同様です.