1958年 一次 理科・衛生看護学科 [3]

次の□の中に適当な数を記入せよ。
半径が等しい 2 つの円 x^2+y^2+8x-10y-44=0x^2+y^2+(9)□x+(10)□y+(11)□=0 とは 2 点 ((12)□,-1)((13)□,3) で交わり, これら 2 つの円の中心を通る直線の方程式は x+2y-6=0 である。


x^2+y^2+8x-10y-44=0 を変形すると
(x+4)^2+(y-5)^2=85…(1)
y=-1 のとき, (1) に代入して整理すると
x^2+8x-33=0, (x+11)(x-3)=0, x=-11, 3
y=3 のとき, (1) に代入して整理すると
x^2+8x-65=0, (x+13)(x-5)=0, x=-13, 5
よって, 2 交点の一方 P の座標は (-11,-1) または (3,-1) であり, もう一方 Q の座標は (-13,3) または (5,3) である.
線分 PQ と, 2 つの円の中心を通る直線(傾きは -\frac{1}{2})は直交するので, 線分 PQ の傾きは 2 である.
これを満足する組合せは P(3,-1), Q(5,3) のみである.
ゆえに, 2 交点の座標は (3,-1), (5,3)


2 つ目の円の方程式を x^2+y^2-2ax-2by+c=0 とおくと, 変形して
(x-a)^2+(y-b)^2=a^2+b^2-c…(2)
2 つの円の半径は等しいので, (1), (2) より a^2+b^2-c=85…(3)
また, 中心 (a,b) は直線 x+2y-6=0 を通るので
a+2b-6=0, a=-2b+6…(4)
(2), (3), (4) より
\{x-(-2b+6)\}^2+(y-b)^2=85
これに (3,-1) を代入して整理すると
b^2-2b-15=0, (b+3)(b-5)=0, b=-3, 5
b=5 のとき, (4) より a=-4 となり, 2 つの円は一致するので不適.
よって, b=-3 で, このとき (4) より a=12
さらに (3) より c=68
以上により, 2 つ目の円の方程式は
x^2+y^2-24x+6y+68=0