和集合の公理(Union)
和集合の公理
任意の集合 に対し, その要素の全てが のある要素の要素であり, の要素の要素は全て持っているような集合 が存在する, というものです.
文章で書くと分かりにくいですね.
このような集合を と書くことにし, の和集合と呼びます.
例えば のとき, です.
1つの袋の中にたくさんの袋が入っており, たくさんの袋の中にはボールが入っているという状況で, 中の袋からボールを全て取り出し, 中の袋を捨て去ったようなイメージです.
ここで, , などと定義します.
集合が増えても同様です.
二つの集合の対称差(symmetric difference)は次のように定義されます.
これは と同じものです.